今場所(令和6年夏場所)から、大関琴ノ若が祖父の琴櫻のしこ名を名乗り、話題になっていますが、祖父の琴櫻の相撲は映画に残されています。
それは『007は二度死ぬ』(1967年/監督:ルイス・ギルバート)。
このブログの記事でも、日本に来たジェームズ・ボンドが相撲を見ると触れていますが、そのとき土俵上で戦っているのが琴櫻。対戦相手は富士錦。
ロケが行われたのは当時の蔵前国技館での1966年の九月場所でしょう。大鵬・柏戸に佐田の山が横綱を張っていたこの時、琴櫻の番付は西の関脇。
注目したいのはその戦いぶりです。昭和の頃の真っ向勝負の力相撲。いまの相撲との違いに目を見張ります。
残念ながらこの場所、琴櫻は負け越し。
映画には歴史が刻まれています。
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